ロシアに攻撃停止要求=トランプ米大統領、プーチン氏に合意呼び掛け 2025年04月28日 07時45分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は27日、東部ニュージャージー州で記者団の取材に応じ、ウクライナへの攻撃を続けるロシアに「非常に失望している」と不満を示した。その上で、プーチン大統領に「砲撃をやめ、交渉の席に着き、(停戦に)合意してほしい」と呼び掛けた。
トランプ氏は26日、訪問先のバチカン市でウクライナのゼレンスキー大統領と短時間会談。「良い会談だった」と評価し、「彼(ゼレンスキー氏)は落ち着いていた。状況を理解し、合意を望んでいるようだ」と語った。ゼレンスキー氏に追加の武器支援の要請を受けたが、「彼は3年間そう言い続けている。様子を見る」と態度を保留したことを示唆した。
ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島の領有権をゼレンスキー氏が放棄するか問われると、「そう思う」と答えた。ただ、ゼレンスキー氏はこれまで反対の姿勢を示している。