ウクライナ各地に大規模攻撃=ロシア、厳冬前に電力標的 2024年11月17日 17時59分

17日、ウクライナ西部リビウ州で、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた住宅街で消火活動に当たる消防隊員(ロイター時事)
17日、ウクライナ西部リビウ州で、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた住宅街で消火活動に当たる消防隊員(ロイター時事)

 ロシア軍は17日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を含む全土に大規模な攻撃を行った。ウクライナのメディアが報じた。冬の到来を前に発電所などの重要インフラを標的にしたとみられ、シビハ外相は「最大規模の空爆の一つだ」と訴えた。
 南部ミコライウ、オデッサ2州で住民各2人、西部リビウ州で女性1人が死亡。東部ドニエプロペトロフスク州では国鉄職員2人が犠牲になった。ウクライナ空軍によると、TU95爆撃機や黒海の艦艇から巡航ミサイルが発射され、極超音速ミサイル「キンジャル」も撃ち込まれた。ハルシチェンコ・エネルギー相は「敵は全土の発電・送電施設を攻撃している」と非難した。 

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