カタール、ガザ停戦交渉仲介を停止=紛争当事者に「真剣さ」あれば再開 2024年11月10日 07時35分

9日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の空爆による被害を調べる住民ら(EPA時事)
9日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の空爆による被害を調べる住民ら(EPA時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦に向けたイスラエルとイスラム組織ハマスの交渉で、橋渡し役を担うカタールの外務省は9日、「仲介に向けた取り組みを停止している」と表明した。ただ、イスラエルとハマス双方が停戦への「意欲と真剣さ」を示せば、仲介を再開するとしている。
 停戦交渉は10月末に再開したが、恒久停戦やイスラエル軍のガザ撤退といったハマスの要求が停戦仲介案に含まれず、頓挫した。カタールはこの交渉に際し「合意に至らなければ、仲介を中断する」と当事者に伝えていたという。 

海外経済ニュース