マレーシアと関係強化=東南アジアに外交攻勢―中国主席 2024年11月07日 22時09分

7日、北京で握手するマレーシアのアンワル首相(左)と中国の習近平国家主席(マレーシア首相府提供・時事)
7日、北京で握手するマレーシアのアンワル首相(左)と中国の習近平国家主席(マレーシア首相府提供・時事)

 【北京時事】中国の習近平国家主席は7日、北京の人民大会堂でマレーシアのアンワル首相と会談した。中国外務省によると、両国関係の深化と、経済やエネルギー分野などでの協力強化で合意した。
 習政権は近年、巨大経済圏構想「一帯一路」などを通じてマレーシアへの接近を加速。6月には李強首相がマレーシアを訪問した。10月には両国が領有権を争う南シナ海問題の解決へ向け、初の2国間対話を実施した。
 習氏はアンワル氏との会談で、南シナ海への関与を強める米国を念頭に「マレーシアの戦略的自主性を支持する」と強調。また「保護主義に共同で反対する」と述べた。アンワル氏は多国間の枠組みを通じた中国との連携に意欲を示した。 

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