パレスチナ加盟の検討再開=次回議論は11日―国連安保理 2024年04月09日 08時43分

国連本部=米ニューヨーク(AFP時事)
国連本部=米ニューヨーク(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】国連安保理は8日の会合で、パレスチナの国連加盟申請について、安保理審査委員会に付託し、検討を再開することで合意した。審査委は同日午後、非公開会合を開いて対応を協議したがまとまらず、11日に議論を持ち越した。
 パレスチナが2日、2011年以来となる安保理での検討再開を要請していた。パレスチナは現在、投票権を持たない「オブザーバー国家」として国連で活動している。
 審査委は安保理全15理事国で構成。申請国が加盟条件を満たしているかなどに関し安保理に報告する。米国はかねてパレスチナの加盟に反対しており、トーマスグリーンフィールド米国連大使は8日の審査委会合後、「われわれの立場は変わっていない」と述べ、加盟実現を阻止する構えを示した。 

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