EU、輸入制限を強化=ウクライナ農産品対象 2024年04月09日 06時05分

欧州連合(EU)本部前に掲げられた欧州旗=ベルギー・ブリュッセル(EPA時事)
欧州連合(EU)本部前に掲げられた欧州旗=ベルギー・ブリュッセル(EPA時事)

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)加盟国と欧州議会は8日、一部のウクライナ農産品を対象に、輸入が大きく増加した場合に緊急輸入制限(セーフガード)措置を設けることで大筋合意した。ロシアのウクライナ侵攻後、EUには安価なウクライナ産品が流入。近隣国の農家を中心に反発が収まらないことが背景にある。
 合意により、ウクライナ産品に対する関税免除は2025年6月まで1年延長される。ただし、鶏肉と卵、砂糖など7品目に関しては、輸入量が侵攻前の21年下半期~23年の平均を上回る場合、セーフガードを発動する。 

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