NY金、最高値更新=原油は5カ月半ぶり高値 2024年04月06日 06時37分

 【ニューヨーク時事】週末5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、中東情勢の緊迫化など、地政学的なリスクの高まりを背景とした投機筋の買いに反発し、前日終値比36.90ドル(1.60%)高の1オンス=2345.40ドルと、最高値を更新して引けた。
 シリアで発生したイラン大使館への攻撃を巡り、イランはイスラエルの関与だと断定し、報復を明言。地政学的なリスクの高まりが意識され、買いが先行した。市場では、各国中央銀行が金の購入を継続していることが相場を支えているとの指摘もあった。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は6営業日続伸。米国産標準油種WTIの終値は0.32ドル(0.37%)高の1バレル=86.91ドルと、前日に続き約5カ月半ぶりの高値となった。 

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