ブタ腎臓移植の患者退院=術後順調、自宅で療養―米 2024年04月04日 10時39分

遺伝子を改変したブタの腎臓を62歳の男性患者に移植する世界初の手術=3月16日、米マサチューセッツ州ボストンのマサチューセッツ総合病院(同病院提供)(AFP時事)
遺伝子を改変したブタの腎臓を62歳の男性患者に移植する世界初の手術=3月16日、米マサチューセッツ州ボストンのマサチューセッツ総合病院(同病院提供)(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米東部ボストンのマサチューセッツ総合病院は3日、遺伝子を改変したブタの腎臓の移植手術を受けた男性患者リチャード・スレイマンさんが退院したと発表した。術後の経過は順調で、自宅で療養を続けるという。
 手術は先月16日に行われた。脳死者以外の患者への移植例は世界で初めて。末期の腎不全だったスレイマンさんは声明で「人生で最も幸せな瞬間だ」と退院の喜びを語った。 

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