NATO主導の枠組み構築へ=ウクライナ長期支援で―外相会合 2024年04月04日 07時12分

 【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は3日、ブリュッセルで外相会合を開き、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援を巡り、NATO主導の枠組み構築に向けた検討を進めることで合意した。加盟各国の自主性に任せるのではなく、NATOとして安定した支援を長期的に続けることが狙い。会合は4日まで行われる。
 欧米メディアは役割強化の一環として、NATOが1000億ユーロ(約16兆4300億円)の基金新設や、米国が旗振り役になってきたウクライナ軍事支援を協議する国際会議をNATO主宰にする案を検討していると伝えている。
 NATOのストルテンベルグ事務総長は初日の会合後の記者会見で、ウクライナの「安全保障面での支援や訓練の調整で、NATOの役割を強化する計画を進める」と話した。具体案は明言しなかったものの、今後数週間で取りまとめる考えを示した。 

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