習氏、輸出規制「座視しない」=議論は平行線―米中首脳 2024年04月03日 09時16分

中国の習近平国家主席=2023年11月、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AFP時事)
中国の習近平国家主席=2023年11月、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AFP時事)

 【ワシントン時事】2日開かれたバイデン米大統領と中国の習近平国家主席の電話会談では、米国による半導体や先端技術などの輸出や投資規制を巡って意見交換したが、議論は平行線をたどった。習氏は「中国の発展の権利を奪うことに固執するなら、座視しない」と強くけん制。バイデン氏は安全保障を目的に「必要な対応を続ける」と、従来の立場を繰り返した。
 米中両政府によると、バイデン氏は中国の巨額補助金など「不公正な貿易政策や非市場的な経済慣行への懸念」を改めて表明し、是正を求めた。習氏は「米国は中国の貿易、科学技術の発展を抑制する措置を次々と採用している」と指摘。「『リスク低減』ではなく、リスク創出だ」と批判した。 

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