イスラエル、ガザ病院の作戦完了、撤収=WHO「患者21人死亡」 2024年04月01日 14時21分

3月31日、パレスチナ自治区ガザの難民キャンプで空爆によって破壊された家を見詰める少年(EPA時事)
3月31日、パレスチナ自治区ガザの難民キャンプで空爆によって破壊された家を見詰める少年(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ北部にあるシファ病院での軍事作戦を完了し、撤収したと発表した。軍は昨年11月に同病院に突入し制圧。その後、イスラム組織ハマス戦闘員らが拠点化したとみられ、先月18日に同病院に再突入し、約2週間にわたって激しい戦闘が展開された。
 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3月31日、X(旧ツイッター)で病院の患者21人が死亡したと明らかにした。AFP通信によると、ガザ保健当局は「病院や周辺の建物が大規模に破壊されている」と指摘した。
 イスラエル軍はこの作戦で「テロ容疑者」として900人以上を拘束し、うち約500人を「テロ組織メンバー」と確認。200人以上の戦闘員やハマス幹部を殺害したと説明している。 

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