常夏の国に「夜桜」=空調ドームでライトアップ―シンガポール 2024年03月30日 06時11分

植物園のドーム内でライトアップされた桜の木=22日、シンガポール
植物園のドーム内でライトアップされた桜の木=22日、シンガポール

 【シンガポール時事】常夏のシンガポールで、「夜桜」を楽しむイベントが催されている。植物園にある空調の効いたドーム内で、日本などから取り寄せた桜の木を展示。夜間のライトアップで色鮮やかに照らし出され「日本の春の夜」を演出している。
 イベントは毎年恒例で、今年が9回目。中心部にある近未来型植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの「フラワー・ドーム」に、40種類を超える計140本余りの桜の木が展示されている。ドーム内には金閣寺をイメージした建物や鳥居も配置され、日本風の景観を再現した。
 訪日経験はあるものの桜を直接見るのは初めてというインド出身の女性観光客は、桜の花について「本当に美しい。こんなにも繊細だとは知らなかった」と感動した様子だった。開催は4月21日まで。 

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