印ウクライナ外相が会談=「平和サミット」出席打診か 2024年03月29日 20時56分

ウクライナのクレバ外相=13日、キーウ(EPA時事)
ウクライナのクレバ外相=13日、キーウ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インド訪問中のウクライナのクレバ外相は29日、ニューデリーでジャイシャンカル外相と会談した。ウクライナは夏までにスイスで首脳級の国際会議「世界平和サミット」開催を模索しており、モディ印首相の出席を打診したとみられる。
 同会議はロシア軍の撤退や占領された領土回復など、ウクライナのゼレンスキー大統領が提唱した和平案を軸に協議する。ウクライナは、侵攻を続けるロシアへのインドの影響力行使に期待を寄せている。
 両外相は、侵攻やその広範な影響について意見交換。経済を含む両国関係をさらに強化することで合意した。クレバ氏はX(旧ツイッター)で、ウクライナが提唱する和平案「平和の公式」とその実現に向けた次のステップに「特に焦点を当てた」と強調した。
 インドはロシアの伝統的な友好国で、侵攻に対しても中立姿勢を保っている。20日にはモディ氏がプーチン・ロシア大統領と電話で会談し、大統領選での「勝利」を祝福した。一方、ゼレンスキー氏とも同日に電話会談。どちらにも肩入れしない姿勢をアピールしている。 

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インドのジャイシャンカル外相=2023年12月、モスクワ(AFP時事)
インドのジャイシャンカル外相=2023年12月、モスクワ(AFP時事)

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