ガザ武装組織トップと会談=イスラエル・米をけん制―イラン最高指導者 2024年03月29日 05時46分

28日、テヘランでパレスチナ自治区ガザの武装組織「イスラム聖戦」指導者のナハラ氏(左)と面会するイランの最高指導者ハメネイ師(同師事務所提供)(EPA時事)
28日、テヘランでパレスチナ自治区ガザの武装組織「イスラム聖戦」指導者のナハラ氏(左)と面会するイランの最高指導者ハメネイ師(同師事務所提供)(EPA時事)

 【イスタンブール時事】イランの最高指導者ハメネイ師は28日、首都テヘランで、パレスチナ自治区ガザの武装組織「イスラム聖戦」指導者のナハラ氏と面会した。イスラム聖戦は、イスラエルと戦闘中のイスラム組織ハマスと共闘している。ハメネイ師は26日にハマス最高指導者ハニヤ氏と会談したばかりで、両組織が交戦中のイスラエルや米国を強くけん制する狙いもあるとみられる。
 イラン国営メディアによると、ハメネイ師はナハラ氏との面会で、ガザでの軍事作戦を続けるイスラエルや、同国を支える米国などを批判。「今に至るまで抵抗部隊とガザの住民が戦場での勝者だ」と主張した。ナハラ氏は、パレスチナ問題に関するイランの支援に謝意を示し、「ハマスと協調し、近い時期に完全勝利を果たす」と語った。 

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