日中学生「両国の架け橋に」＝北京で合同成人式 2024年03月18日 05時56分
【北京時事】北京の日本大使館で１７日、日本人留学生と中国人学生の合同成人式が行われた。振り袖や漢服に身を包んだ日中両国の約１５０人が参加し、新成人としての決意を胸に交流を深めた。
中央美術学院（北京市）２年の平林由佳さん（２０）は、新成人を代表してあいさつし「日中の文化交流に積極的に参加し、両国の架け橋となることを目指す」と表明。北京大２年の彭呂※（※女ヘンに亭）さん（１９）は「特別な節目に、中日の新成人と自分の気持ちを分かち合うことができて幸せだ」と語った。
式は北京の日本人留学生団体が、２０１１年から毎年実施。コロナ禍によるオンライン開催を経て昨年、対面形式で再開された。
金杉憲治・駐中国大使は祝辞で「日中関係の未来を担う新成人の皆さんが集い、同じ時間を過ごしていることが、両国の関係を一層深める新たな一歩となることを期待する」と述べた。