中国新築住宅、価格下落続く=全体の8割強―2月 2024年03月15日 12時11分

 【北京時事】中国国家統計局が15日発表した2月の住宅販売動向によると、主要70都市の8割強に当たる59都市で新築物件価格が下落した。都市数は前月から3都市増えた。中国政府は住宅ローン基準金利の引き下げなど不動産購入支援策を強化してきたものの、価格下落に歯止めがかかっていない。
 70都市の新築価格を示す指数は単純平均で前月比0.36%のマイナス。商業都市の上海や天津が値上がりした一方、首都北京は2カ月連続マイナス。重慶など3都市が横ばいだった。実需を反映しやすいとされる中古物件価格は68都市で下がった。 

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