米個人消費が減速基調=百貨店の大規模閉店も 2024年03月15日 06時55分

 【ニューヨーク時事】米国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費に陰りが見え始めた。商務省が14日発表した2月の小売売上高は前月比0.6%増と予想を下回り、1月は1.1%減に下方修正された。米老舗百貨店メーシーズが大規模閉店を決めるなど、小売業界の苦戦ぶりが浮き彫りとなっている。
 メーシーズは先月、全米約500店舗の3割に当たる150店舗を今後3年間で閉鎖する方針を公表した。オンライン通販との競争激化で、書き入れ時である年末商戦期間を含めた2023年11月~24年1月期決算は減収だった。米投資ファンドからの買収提案を受ける中、堅調な化粧品販売店などに資金を投入し、自力再建を目指す。 

海外経済ニュース