NY原油、4カ月半ぶり高値 2024年03月15日 06時36分

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給引き締まり観測が広がる中、続伸した。米国産標準油種WTIは前日比1.54ドル(1.9%)高の1バレル=81.26ドルと、昨年11月初旬以来約4カ月半ぶりの高値となった。
 国際エネルギー機関(IEA)は月報で、2024年の世界需要見通しを従来予想から上方修正する一方、供給見通しを引き下げた。需給が引き締まるとの見方が強まり、買いが優勢となった。ウクライナがロシアの石油施設を標的としてドローン(無人機)攻撃を続けており、ロシア産原油の供給不安が高まっていることも相場を支えた。 

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