ロシア大統領選「違法かつ無効」=占領下住民に投票回避呼び掛け―ウクライナ 2024年03月15日 05時26分

 【キーウ時事】ウクライナ外務省は14日、ロシアが占領下のウクライナ東・南部4州などで大統領選の投票を強行しているのは「違法かつ無効だ」との声明を発表し、国際社会に選挙結果を認めないよう求めた。ロシア大統領選は15~17日に投票が行われるが、占領地域では期日前投票が始まっている。
 外務省は大統領選を「まがいものの選挙」と糾弾。「一時的に占領された地域の住民やロシア本土に強制移住させられた数百万人のウクライナ市民に対し、こうした『選挙』への参加を強要するのは違法だ」と訴えた。
 国際社会の批判にもかかわらず、占領地で選挙を実施することは「ロシアが国際法や規範、原則を甚だしく無視し続けている証拠だ」とも強調し、住民に投票を行わないよう呼び掛けた。また、ロシア当局がウクライナの仕業に見せ掛けた破壊工作を行う可能性があるとして「投票所周辺や軍事関連施設」に近寄らないよう促した。 

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