独立派恩赦法案、賛成多数で可決=5月に成立か―スペイン下院 2024年03月14日 22時40分

プチデモン元カタルーニャ自治州首相=1日、フランス南部リブサルト(AFP時事)
プチデモン元カタルーニャ自治州首相=1日、フランス南部リブサルト(AFP時事)

 【パリ時事】スペイン下院(定数350)は14日、北東部カタルーニャ自治州の自治権停止に発展した2017年の独立運動などに絡み罪に問われた人々に恩赦を認める法案を賛成多数で可決した。法案は上院では否決される見込みだが、その後に下院で再び承認され、成立するとみられている。
 恩赦が実現すれば、独立住民投票を主導して公金不正使用と不服従の罪に問われ、ベルギーで逃亡生活を送るプチデモン元カタルーニャ州首相(61)の帰国へ道が開けそうだ。
 採決結果は賛成178、反対172。スペインのメディアは5月末にも恩赦法が成立、施行される可能性を伝えた。 

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