米韓軍事演習が終了=北朝鮮、ミサイル発射せず 2024年03月14日 17時05分

14日、南北軍事境界線に近い韓国の抱川で、米軍との合同軍事演習を行う韓国軍の戦車(EPA時事)
14日、南北軍事境界線に近い韓国の抱川で、米軍との合同軍事演習を行う韓国軍の戦車(EPA時事)

 【ソウル時事】米韓両軍が朝鮮半島有事を想定し、4日から実施していた定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」が14日、終了した。北朝鮮は演習期間中、ミサイル発射による挑発を行わなかった。
 今回の演習は、高まる北朝鮮の核の脅威を踏まえ、核使用の抑止に重点を置いた。機動訓練の数は、昨年同時期に行われた演習の約2倍となる48回に拡大された。
 北朝鮮国防省は4日付の報道官談話で「(米韓は)相応の代価を払うことになる」と演習の中止を要求。北朝鮮メディアは、演習期間中に金正恩朝鮮労働党総書記による軍視察の様子を報道し、米韓への対抗姿勢を示したが、ミサイル発射は確認されなかった。北朝鮮は昨年の演習中、ミサイルを4回発射した。 

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