青森の魅力をシンガポールに=ご当地アイドル、奮闘1カ月 2024年03月14日 14時46分

ライブイベントに参加する「ライスボール」の3人=9日、シンガポール(主催者提供・時事)
ライブイベントに参加する「ライスボール」の3人=9日、シンガポール(主催者提供・時事)

 【シンガポール時事】青森県のご当地アイドルとして活躍する3人組女性が、2月中旬から1カ月間の長期にわたってシンガポールに滞在し、青森の魅力を伝えるべく奮闘した。海外での宣伝活動を通して「改めて地元青森の良さを認識した」と話す。
 青森県むつ市の海外交流事業の一環としてシンガポールに派遣されたのは、弘前市を拠点とするローカル芸能事務所リンゴミュージック所属の「ライスボール」。タレント王林さんがメンバーだった「りんご娘」の姉妹ユニットとして、2015年に結成された。
 シンガポール滞在中は、英語を交えたライブなどアイドル活動を行いつつ、青森の特産品や観光地をPR。現地の飲食店やスーパーへの売り込みにも自ら英語で取り組んだ。
 メンバーの水愛(あくあ)さんは「特産品を通じて青森に興味を持ってもらえた」と手応えを感じた様子。実土里(みどり)さんは逆に「シンガポールの良かったところを青森に伝えたい」。太陽(ひかり)さんは「自分たちで行動を起こすことの大切さを学んだ。青森に帰っても続けたい」と今後の意気込みを語った。
 むつ市とシンガポールは以前から交流があり、昨年5月にはシンガポール国立大の学生の短期留学を受け入れた。今回も同大の学生がボランティアなどで協力した。 

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