水産物禁輸、主張変わらず=「完全に正当で合理的」―中国 2024年03月12日 18時13分

日本食レストランの前に貼り出された日本産水産物の販売停止を知らせる表示=2023年8月、北京(AFP時事)
日本食レストランの前に貼り出された日本産水産物の販売停止を知らせる表示=2023年8月、北京(AFP時事)

 【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は12日の記者会見で、東京電力福島第1原発の処理水放出を受けた日本産水産物の輸入禁止措置について、「食品の安全と民衆の健康を守るため、完全に正当かつ合理的だ」と従来の主張を繰り返した。周辺国が参加する、長期的に有効な国際モニタリング体制の構築も重ねて求めた。
 東日本大震災から13年を迎えた11日、岸田文雄首相は中国などの輸入禁止措置について、「政府一丸で即時撤廃を働き掛ける」と表明していた。中国国営中央テレビは12日、処理水放出に反対する日本国内の抗議行動の様子を放映した。 

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