チリ機事故で当局調査=航跡や音声記録を解析へ―NZ 2024年03月12日 15時31分

 【シドニー時事】南米チリのLATAM航空機の乗員・乗客約50人がけがをした事故で、チリと到着地ニュージーランド(NZ)の運輸安全当局は12日、調査を開始した。航跡の記録装置や操縦室の音声記録などを早速回収。これらを解析して原因の特定を急ぐ。
 事故が起きたのはボーイング787―9型機で、乗員9人、乗客263人。11日午後、オーストラリアのシドニーからNZのオークランドへの航路を3分の2ほど進んだ国際空域で、制御が乱れて急降下。激しい揺れで乗客らが天井に打ちつけられるなどした。機長は「計器が一時作動しなくなった」と説明していた。 

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