ガザ「ラマダン停戦」訴え=安保理は性暴力で初会合―国連総長 2024年03月12日 09時05分

グテレス国連事務総長=2月29日、セントビンセント・グレナディーンの首都キングスタウン(EPA時事)
グテレス国連事務総長=2月29日、セントビンセント・グレナディーンの首都キングスタウン(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】グテレス国連事務総長は11日、イスラム諸国がラマダン(断食月)入りしたのに合わせ、パレスチナ自治区ガザでの停戦実現を訴えた。ニューヨークの国連本部で報道陣を前に声明を発表した。
 グテレス氏は「神聖なラマダンが始まったが、ガザでは殺りく、爆撃、流血が続いている」と指摘。イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放を求めた上で「ラマダンの精神にのっとり、銃を置くよう求める」と呼び掛けた。
 一方、国連安保理は11日、昨年10月のハマスによるイスラエル奇襲の際に性暴力が発生したと「信じるに足る合理的な根拠」を発見したとする国連報告書が先週公表されたことを受け、公開会合を開いた。安保理がイスラエルとハマスに関する性暴力を協議する会合を開くのは、双方の衝突が始まって以降初めて。 

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