習氏、余裕の表情=権力集中指摘の声―中国全人代 2024年03月11日 19時45分

11日、北京で開かれた中国の全国人民代表大会(全人代)の閉幕式で、議案可決後に拍手する習近平国家主席(中央)
11日、北京で開かれた中国の全国人民代表大会(全人代)の閉幕式で、議案可決後に拍手する習近平国家主席(中央)

 【北京時事】中国・北京の人民大会堂で11日行われた全国人民代表大会(全人代)閉幕式。壇上中央の習近平国家主席は議案可決のたびに拍手し、円滑な議事進行に終始余裕の表情だった。恒例の首相記者会見は行われず、一挙手一投足が一段と注目された習氏の発言は最後までなかった。
 現場にいた欧州メディアの記者は、首相会見の取りやめに関し「習氏の力が強まっていることの象徴だ」と習氏への一層の権力集中を指摘。北京駐在の日系企業関係者からも「(李強)首相では駄目だ。今後は何とか習氏と直接会う機会をつくりたい」との声が漏れる。 

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11日、北京で開かれた中国の全国人民代表大会(全人代)の閉幕式
11日、北京で開かれた中国の全国人民代表大会(全人代)の閉幕式

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