12歳小牧さん、プロデビュー=古典舞踊、1年9カ月で習得―インド 2024年03月11日 05時34分

インドの古典舞踊「バラタナティヤム」を披露する小牧詩葉さん=10日、ニューデリー
インドの古典舞踊「バラタナティヤム」を披露する小牧詩葉さん=10日、ニューデリー

 【ニューデリー時事】インドに住む小学6年生の小牧詩葉さん(12)が10日、同国四大古典舞踊の一つ「バラタナティヤム」のプロとして初舞台に立った。習い始めてから約1年9カ月。プロデビューまで通常10年かかるとされる中、ひたむきな努力を重ね異例の早さでたどり着いた。
 南インド発祥のバラタナティヤムは、鈴を付けた足を踏み鳴らす演技が特徴だ。小牧さんは首都ニューデリーで行われた単独公演で、ヒンズー教のクリシュナ神に恋する少女や日本の童謡を表現した演目を披露。公演後、「達成感があったし、人前で踊るのは楽しい。もっといろいろなところで踊りたい」と目を輝かせた。
 2019年に神奈川県から父親の仕事の関係でインドへ。日本人学校の授業でバラタナティヤムと出合い、「格好いい」と舞踊学校の門をたたいた。公演までの約1カ月は連日2時間の練習に励んだ。
 「メークをして、きらきらしたアクセサリーや衣装を身に着けると自信があふれてくる」と小牧さん。「バラタナティヤムを世界中に知ってもらいたい」と魅力を語った。 

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