「中国は誤った政策中止を」=チベット動乱65年で亡命政府 2024年03月10日 19時12分

チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世=2023年7月、インド北部レー(AFP時事)
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世=2023年7月、インド北部レー(AFP時事)

 【ニューデリー時事】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(88)がインドに亡命するきっかけとなったチベット動乱の民族蜂起から65年を迎えた10日、チベット亡命政府は声明で「チベット人のアイデンティティーや文化を根絶させる政策」を取っていると中国政府を改めて非難した。その上で「誤った政策を直ちに中止しなければならない」と要求した。
 インド北部ダラムサラに拠点を置く亡命政府は、チベット語やチベット仏教を弾圧し、同化を強制する中国の政策により「チベット人の民族的アイデンティティーの存続がかつてないほど脅かされている」と指摘。世界各地に散らばるチベット人に団結と弾圧への抵抗を呼び掛けた。 

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