「楽しむだけ」「ちょっと緊張」=「ゴジラ」監督ら―米アカデミー賞前に 2024年03月10日 15時29分

視覚効果賞にノミネートされた米アカデミー賞の授賞式を控え、記者会見した「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」の山崎貴監督(左から2人目)ら=9日、カリフォルニア州ロサンゼルス
視覚効果賞にノミネートされた米アカデミー賞の授賞式を控え、記者会見した「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」の山崎貴監督(左から2人目)ら=9日、カリフォルニア州ロサンゼルス

 【ロサンゼルス時事】第96回米アカデミー賞にノミネートされた日本作品「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」と「PERFECT DAYS」の製作陣や出演者が9日、授賞式を10日(日本時間11日)に控え、ロサンゼルスで記者会見した。
 「ゴジラ―」は、候補に入った視覚効果賞を受賞すれば邦画では初となり、下馬評も高い。山崎貴監督は「できることはもうない。楽しむだけ」としつつ、「期待してもよい状況になっている」と自信をのぞかせた。
 国際長編映画賞を競う「PERFECT―」で主役の平山を演じた役所広司さんは「映像で見た場所に自分が行くことを想像できず、ちょっと緊張している」。ビム・ベンダース監督は「平山が人々の心に届き、私の夢を超えた結果が得られている」と喜んだ。
 この日は在ロサンゼルス総領事館などが歓迎会を主催。長編アニメ映画賞候補の宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」を手掛けたスタジオジブリの福田博之社長は「ここまできたら、ビッグタイトルが手に入ることを祈りたい」とあいさつした。 

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「PERFECT DAYS」が国際長編映画賞にノミネートされた米アカデミー賞の授賞式に向け、記者会見したビム・ベンダース監督(左から2人目)と主演の役所広司さん(同3人目)ら=9日、カリフォルニア州ロサンゼルス
「PERFECT DAYS」が国際長編映画賞にノミネートされた米アカデミー賞の授賞式に向け、記者会見したビム・ベンダース監督(左から2人目)と主演の役所広司さん(同3人目)ら=9日、カリフォルニア州ロサンゼルス

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