左派政権継続か、右派に交代か=ポルトガル総選挙投票 2024年03月10日 17時20分

ポルトガルのコスタ首相=2日、ローマ(EPA時事)
ポルトガルのコスタ首相=2日、ローマ(EPA時事)

 【パリ時事】ポルトガル議会(一院制、定数230)選挙は10日、投票が行われた。即日開票され、同日深夜(日本時間11日午前)にも大勢が判明する見通し。8年余りにわたり内閣を率いてきたコスタ首相(62)の辞意表明に伴う前倒し選挙で、左派政権の継続か右派への交代か、国民の審判が下る。
 公共放送RTPが伝えた世論調査では、2015年以来の政権復帰を目指す中道右派野党の社会民主党が、22年の前回選挙で77だった議席を88~98に増やす勢いで、第1党の座をうかがう。一方、中道左派与党の社会党は前回120の議席を70~80に減らす見込みだ。
 どの政党も単独過半数に届かず、次期政権の枠組みは選挙後の政党間協議に委ねられる見通し。ただ、投票直前まで態度未定の有権者が相当数いたもようだ。 

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