断食月前合意「厳しい」=ガザ戦闘休止巡る交渉―米大統領 2024年03月09日 10時08分

8日、イスラエル軍の空爆を受けたパレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、行方不明者を捜す住民ら(EPA時事)
8日、イスラエル軍の空爆を受けたパレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、行方不明者を捜す住民ら(EPA時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は8日、記者団に対し、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の休戦交渉について、10日ごろに始まるイスラム教のラマダン(断食月)までの合意実現は「厳しそうだ」と語った。バイデン氏はラマダン前の交渉妥結に期待を表明していた。
 戦闘休止を目指し、エジプトで行われた間接交渉は7日、成果なく終了。ハマス代表団はカイロを後にした。ブリンケン米国務長官は8日、記者団に対し「問題はハマスだ。誰もが恩恵を受ける休戦を決断するかどうかだ」と述べ、成否はハマス次第との認識を改めて強調した。 

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