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　【ニューヨーク時事】米ニューヨークの連邦地裁陪審は８日、米国へのコカイン密輸を共謀した罪などに問われていた中米ホンジュラスのエルナンデス前大統領（５５）に対し、有罪評決を言い渡した。米メディアによると、少なくとも禁錮４０年を科される可能性があり、量刑は６月に宣告される。
　米連邦検察によると、エルナンデス被告は２００４年前後から密輸に関与。政治家として表向きには麻薬対策に取り組みながら、裏では麻薬組織と癒着し、南米産コカイン約５００トンを米国に密輸した。
　エルナンデス被告は無実を主張したが、検察は「何百万ドルもの賄賂を受け取り、その金でホンジュラス政界でのし上がった」と指摘。同被告は２２年の大統領退任直後にホンジュラスで逮捕され、その後米国に移送されていた。