中間層の負担軽減目指す=労働市場「強さ示す」―米財務長官 2024年03月09日 06時51分

 【ワシントン時事】イエレン米財務長官は8日のテレビインタビューで、2月の雇用統計に関し、米労働市場の堅調さを反映するとともに、物価上昇圧力も生じていないと強調した。また、11月の大統領選を控える中、引き続き中間所得層の負担軽減を目指していく考えを示した。
 この日発表された雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比27万5000人増と、20万人を超えた。イエレン氏は「強い労働市場を示すものだ」と述べた。
 さらに、平均時給の伸び率が縮小したことに触れ、「賃金上昇の加速がインフレ圧力をもたらす証拠はない」と断言した。 

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