「近づいた数人に発砲」=ガザの110人超死亡事件―イスラエル軍 2024年03月08日 22時32分

 【イスタンブール時事】イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザの北部で2月末に支援物資を待っていた市民110人超が死亡した事件の調査報告書を公表した。イスラエル軍は「部隊に近づいた数人に銃撃を加えた」と認めた。
 報告書によれば、2月29日に物資を積んだトラックが配給地点に向かっていたところ、ガザの市民約1万2000人に取り囲まれ、略奪が始まったと指摘。押し倒されたり、トラックにひかれたりして市民多数が被害を受けたと説明した。
 さらに、市民の一部がイスラエル兵の数メートル先まで接近し、「脅威を与えた」と主張。排除するための警告射撃を行ったものの動きを止めなかったため、「部隊が数人に向けて正確に発砲した」と強調した。 

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