60時間ぶりに女児救出=フィリピンで地滑り、100人以上不明 2024年02月09日 19時37分

地滑りに見舞われた村で捜索活動を続けるレスキュー隊=7日、フィリピン南部ミンダナオ島の東部ダバオ・デ・オロ州(消防当局が公開)(EPA時事)
地滑りに見舞われた村で捜索活動を続けるレスキュー隊=7日、フィリピン南部ミンダナオ島の東部ダバオ・デ・オロ州(消防当局が公開)(EPA時事)

 【マニラ時事】フィリピン南部のミンダナオ島で大規模な地滑りがあり、100人以上が行方不明となっている。災害発生から約60時間が経過した9日、女児が救出された。
 地元紙などによると、女児はレスキュー隊が素手で土砂をかき分けるなどして救出活動を進める中で発見された。目立った外傷はないという。女児は3歳で、同日、生後2カ月の男児も救出されたとの情報もある。
 同島東部のダバオ・デ・オロ州で地滑りが起きたのは6日夜。住宅を直撃したほか、金鉱山の労働者らを待つバスなどがのみ込まれた。これまでに判明した死者は15人に上っている。ミンダナオ島では数週にわたり雨に見舞われていた。 

海外経済ニュース