仏内閣が総辞職=職務は当面継続 2024年07月16日 21時29分
【パリ時事】フランスのアタル内閣は16日、マクロン大統領を支える中道連合が総選挙で敗北したことを受け、総辞職した。ただ、次期首相が任命されるまで当面の間は暫定的に職務を継続。26日に開幕するパリ五輪の警備などに万全を期す。
総選挙は中道、左派、極右の争いの末、どの陣営も下院の過半数に届かなかった。マクロン氏は大連立内閣の樹立を呼び掛けるが、話し合いは進んでおらず、政治空白が長期化する恐れもある。下院は憲法の規定で選挙後1年間は解散できない。