24年の世界成長、2.9%に上げ=米経済好調で―OECD 2024年02月05日 19時59分

経済協力開発機構(OECD)のロゴマーク(AFP時事)
経済協力開発機構(OECD)のロゴマーク(AFP時事)

 【パリ時事】経済協力開発機構(OECD)は5日発表した最新の経済見通しで、2024年の世界の成長率を2.9%と、昨年11月の前回予測から0.2ポイント引き上げた。低迷が続くドイツ中心のユーロ圏を引き下げ、個人消費が旺盛な米国を上方修正した。
 成長率見通しを国・地域別に見ると、ユーロ圏は従来比0.3ポイント低下の0.6%。昨年はマイナス成長だったドイツを0.3%に下方修正したことが響いた。一方、米国は労働市場の好調さなどを踏まえて2.1%と、0.6ポイント引き上げた。日本は1.0%、中国は4.7%に据え置いた。
 インフレ率は、順調に低下している米国を従来比0.6ポイント下方修正し、2.2%と予想。ユーロ圏も0.3ポイント引き下げ、昨年の5.4%から2.6%に減速すると見込んだ。日本は2.6%に据え置いた。 

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