中ロ、海上で軍事協力拡大=米にらみ、範囲広げる可能性 2024年07月22日 06時01分

中ロ合同演習「海上連合2024」に参加し、中国広東省湛江市の港に入ったロシア軍のコルベット艦(ロシア国防省が13日公開した映像より)(ロイター時事)
中ロ合同演習「海上連合2024」に参加し、中国広東省湛江市の港に入ったロシア軍のコルベット艦(ロシア国防省が13日公開した映像より)(ロイター時事)

 【北京時事】中国とロシアが海上での軍事協力を拡大している。中ロ軍は今月、日本近海から西太平洋、南シナ海の広範囲で共同パトロールと合同演習を実施。将来的に「東・南太平洋まで航行範囲を広げる可能性もある」(中国官製メディア)といい、日本やフィリピンと安全保障協力を緊密化させる米国へのけん制を強めている。
 「ロ中艦船はわずか15日間で約4800カイリ(約8900キロ)を哨戒し、対潜水艦や防空訓練を行った」。ロシア国防省は今月16日の発表で、演習の成果と軍事協力の深化を強調した。 

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