能登被災地に食料発送=継続支援に意欲―イスラエル 2024年02月05日 16時33分

能登半島地震の被災地に向けた支援物資を手にするイスラエルのコーヘン駐日大使(右)と同国外務省のビン・ノン政務局長(中央)=5日、東京都千代田区の同大使館
能登半島地震の被災地に向けた支援物資を手にするイスラエルのコーヘン駐日大使(右)と同国外務省のビン・ノン政務局長(中央)=5日、東京都千代田区の同大使館

 イスラエル政府は5日、能登半島地震の被災地に支援物資を送った。計約100万円分の食料を積んだ車両が同日、東京都内の大使館から出発。コーヘン駐日大使は「今後も物資を送り、ニーズを把握するため現地にも行く予定だ」と述べ、継続的な支援に意欲を示した。
 支援物資は、被災者用のスープや魚の缶詰といった保存可能な食料に加え、被災地で活動する支援者に向けたイスラエル産のナツメヤシの実「デーツ」やハチミツなど。現地で支援に当たるNGOが聞き取ったニーズに基づき内容を決めたという。
 支援開始に合わせ、イスラエル外務省のビン・ノン政務局長も来日。同氏はイスラム組織ハマスとの戦闘が続く中での日本支援について「困っている日本の人たちへの連帯を示すことは私たちの精神や宗教、文化に基づくもので、反対はなかった」と語った。 

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