フーシ派、米英に報復示唆=イランも「矛盾」と非難 2024年02月04日 22時41分

 【イスタンブール時事】イエメンの親イラン武装組織フーシ派の報道官は4日、米英両軍による3日のフーシ派拠点空爆について「必ず懲罰を受けるだろう」と述べ、報復を示唆した。米軍によると、空爆はイエメン国内の13カ所の武器庫やミサイル発射施設などが標的となった。
 フーシ派報道官は「攻撃を受けても、われわれが(パレスチナ自治区)ガザのパレスチナ人を支持する道徳的立場を変えることはない」とも主張。対イスラエル攻撃の一環として行っている紅海での商船攻撃を続ける意向を示したとみられる。
 また、フーシ派を支援するイランの外務省報道官も4日、米英によるイエメン攻撃は「主権と領土的一体性の度重なる侵害だ」と非難。「米英両国は地域で紛争拡大を望まないとしているが、明らかに矛盾している」と批判した。 

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