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　【ワシントン時事】全米鉄鋼労組（ＵＳＷ）のマッコール会長は２日、日本製鉄による米鉄鋼大手ＵＳスチール買収について、「組合員と国家の利益を危険にさらすものだ」と改めて反対する声明を発表した。その上で「本日、バイデン米大統領はわれわれの味方であるとの個人的な確信を得た」と断言。大統領は労組の姿勢を支持しているとの見方を示した。
　ＵＳスチールが本社を置く東部ペンシルベニア州は、バイデン氏が再選を目指す１１月の大統領選の激戦州。共和党の候補者指名が有力視されているトランプ前大統領は買収計画への反対姿勢を明確にしており、労組票を巡る争いが激しさを増している。