ガザ、建物3割に損害=住居被害は推定9万戸超―国連 2024年02月03日 07時40分

イスラエルの爆撃で損壊した建物=1日、パレスチナ自治区ガザ中部マガジ(AFP時事)
イスラエルの爆撃で損壊した建物=1日、パレスチナ自治区ガザ中部マガジ(AFP時事)

 【カイロ時事】国連衛星センターは2日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの衛星画像の分析結果を発表し、ガザにある建物の約3割に当たる6万9147棟が損害を受けたと発表した。北部ガザ市と南部ハンユニス市で被害が大きいという。
 1月6、7両日の衛星画像と、昨年5月から11月までの画像を比較、分析した。それによると、ガザ全土で建物2万2131棟が破壊され、1万4066棟が深刻な損害を受けた。また、3万2950棟が軽度の被害だった。
 11月下旬に撮影された画像と比較し、最も被害が拡大したのはガザ市とハンユニス市で、1カ月余りでそれぞれ1万棟以上が新たに被害を受けた。また、住居の被害は9万3800戸に及ぶと推定されるという。 

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