米関税で物価高「一時的」=ある時点で利下げ再開―FRB議長 2025年06月26日 06時10分

米連邦準備制度理事会のパウエル議長=18日、ワシントン(AFP時事)
米連邦準備制度理事会のパウエル議長=18日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は25日、上院銀行委員会で証言し、トランプ政権の高関税政策に伴う物価高は、基本シナリオでは「一時的」にとどまる可能性があるとの見方を示した。また「ある時点で利下げを再開する」と明言した。
 ただ、関税の影響の大きさがはっきりしないことを踏まえれば、「注意深いアプローチ」が望まれると指摘。早期利下げに慎重な姿勢を堅持した。
 パウエル氏はまた、関税引き上げによる多額のコストが発生しており、「その一部は消費者の負担になる」と言及。「今後数カ月で若干インフレになると予想するのが妥当だ」と分析し、「より多くの指標を確認したい」と語った。 

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