〔米株式〕ダウ大幅続落、2200ドル超安=4万ドル割れ(4日) 2025年04月05日 06時19分

 【ニューヨーク時事】【ニューヨーク時事】週末4日のニューヨーク株式相場は売りが殺到し、優良株で構成するダウ工業株30種平均の下げ幅は前日終値比2200ドル超安で取引を終えた。中国が米相互関税への報復関税を課すと発表したことで、貿易戦争への懸念が一気に拡大。ダウは昨年8月以来約8カ月ぶりに4万ドルの節目を割り込んで引けた。
 ダウの終値は2231.07ドル安の3万8314.86ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は962.82ポイント安の1万5587.79で引け、悲観的な見方が広がる「弱気相場」入りした。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は、前日比3億8812万株増の19億3169万株。
 4日は東京市場で日経平均株価が一時1400円超下落。欧州でも主要株価指数が軒並み大幅に下がり、世界同時株安の様相となっている。
 中国政府はこの日、トランプ米政権による相互関税への報復措置として、米国からの輸入品に34%の追加関税を課すと発表した。政権は報復措置に対し、関税率を引き上げて応戦する考えを示唆しており、警戒感から「売りが売りを呼ぶ展開」(日系証券)となった。
 市場ではリスクが高い株を手放し、安全資産とされる米国債や円を買う動きが加速。米長期金利の指標となる米10年物国債利回りは4%を下回り、円相場は一時1ドル=144円台まで急伸した。
 4日発表された3月の米雇用統計は、労働市場の底堅さを示す内容だった。ただ、景気に遅れて動く指標で、直近の関税の影響を反映していないことから、「遠い過去のように感じる」(欧州金融大手)と、市場で材料視されなかった。

前日からの主な出来事