〔NY金〕続落、3035.40ドル=マイナスでの越週は5週ぶり(4日) 2025年04月05日 04時28分

 【ニューヨーク時事】週末4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、続落。中国の対米報復関税を嫌気し、金融市場がパニック的な売りに見舞われる中、換金売りが加速した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前日比86.30ドル(2.76%)安の1オンス=3035.40ドル。週間では2.53%下落し、5週ぶりにマイナスでの越週となった。
 中国政府はこの日、米国から輸入するすべての品目に34%の追加関税を課すと発表した。1月の現政権発足以降、米国が計54%まで関税率を引き上げたことへの対抗措置。これを受け、米中が本格的な貿易戦争に突入し、世界経済が深刻な打撃を受けるとの懸念が一層強まった。金相場は朝方、質への逃避先として選好され、一時上昇。しかし、その後は、米株式市場がパニック的な売りに見舞われる中、マージンコール(追加担保の差し入れ要求)に応じるため、投資家が金の手じまい売りを再開。相場はほぼ1本調子で下落した。
 朝方発表された3月の米雇用統計は、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が市場予想を上回る伸びを示し、まずまず堅調な内容。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は講演で、米関税引き上げが「想定よりも大きい」などと警戒感を示し、投資家心理は冷え込んでいる。

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