〔NY外為〕円、145円台後半(4日朝) 2025年04月04日 22時13分

 【ニューヨーク時事】週末4日午前のニューヨーク外国為替市場では、米中の貿易摩擦激化に伴う景気減速懸念が増大する中、円相場は1ドル=145円台後半で強含みに推移している。午前9時現在は145円70~80銭と、前日午後5時(146円05~15銭)比35銭の円高・ドル安。
 中国政府はこの日、トランプ米政権が2日に公表した相互関税への報復措置として、10日付で米国から輸入するすべての品目に対し、34%の追加関税を課すと発表。合わせて、一部希土類(レアアース)の輸出規制を強化したことを明らかにした。米中の対立激化を眺め、世界経済が深刻な打撃を受けるとの懸念が増大。海外市場では安全資産とされる円を買う動きが加速し、相場は一時144円台半ば付近と、昨年10月初旬以来約半年ぶりの円高水準を付けた。
 一方、米労働省が4日朝発表した3月の雇用統計は、強弱まちまちの内容。景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比22万8000人増と、2月(11万7000人増、改定)の2倍近くに拡大し、市場予想(13万5000人増)も上回った。ただ、失業率は4.2%と、変わらずの予想に対して0.1ポイント悪化。発表後、円は上げ幅を縮小している。
 この後は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演が予定されている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1020~1030ドル(前日午後5時は1.1045~1055ドル)、対円では同160円50~60銭(同161円18~28銭)と、68銭の円高・ユーロ安。

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