〔米株式〕NYダウ6日ぶり反落、138ドル安=ナスダックも安い(27日) 2024年11月28日 07時00分
【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク株式相場は連日の最高値更新を受けて利益確定売りが優勢となり、6営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比138.25ドル安の4万4722.06ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は115.10ポイント安の1万9060.48で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7600万株減の8億3838万株。
ダウは朝方に発表された堅調な米経済指標が好感され、取引時間中に初めて一時4万5000ドル台を付けた。ただ、28日の感謝祭を前に持ち高調整の売りも出てマイナス圏に沈んだ。
この日発表された米新規失業保険申請件数は前週比2000件減の21万3000件と市場予想(21万6000件=ロイター通信調べ)を下回った。労働市場の堅調さが確認され、投資家心理を下支えした。
ダウの構成銘柄ではハイテク株への売りが目立った。セールスフォースは3.8%安、アマゾンは1.0%安。マイクロソフトとエヌビディアはそれぞれ1.2%下げた。
ダウ銘柄ではないが、デル・テクノロジーズは12%超安。前日発表した8~10月期決算では売上高、1株当たり利益ともに市場予想を下回ったことが嫌気された。
一方で、ボーイングは1.1%高、メルクは1.5%高、ウォルト・ディズニーは1.9%上昇した。