〔NY外為〕円、157円台後半(19日朝) 2024年07月19日 22時40分

 【ニューヨーク時事】週末19日午前のニューヨーク外国為替市場では、世界的なシステム障害の発生を背景にドル買いがやや強まり、円相場は1ドル=157円台後半に下落している。午前9時現在は157円60~70銭と、前日午後5時(157円31~41銭)比29銭の円安・ドル高。
 米マイクロソフトのクラウドサービスや基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」搭載端末で18日、システム障害が一時発生。影響は世界各地の航空便、金融機関などに広がり、基軸通貨のドルを物色する動きが台頭した。
 また、米長期金利の上昇もドル買いを支援し、円は海外市場を通じて弱含みに推移。ただ、総務省が19日に発表した6月の全国消費者物価指数は総合で前年同月比2.6%上昇し、2カ月連続でプラス幅が拡大した。これを受け、日銀による追加利上げを巡る思惑もくすぶり、朝方は7月30~31日に開催される日米両国の金融政策決定会合をにらみ、持ち高調整中心の商いとなっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0885~0895ドル(前日午後5時は1.0890~0900ドル)、対円では同171円60~70銭(同171円47~57銭)と、13銭の円安・ユーロ高。

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