中国空母「山東」発着艦420回=宮古島南方で4度目活動―防衛省 2024年07月19日 19時54分

沖縄・宮古島南方の太平洋で艦載戦闘機を運用する中国海軍の空母「山東」(防衛省統合幕僚監部提供)
沖縄・宮古島南方の太平洋で艦載戦闘機を運用する中国海軍の空母「山東」(防衛省統合幕僚監部提供)

 防衛省は19日、中国海軍2隻目の空母「山東」が、沖縄・宮古島南方の太平洋で7月9~18日に、艦載機の発着艦を計約420回実施したのを確認したと発表した。山東の太平洋上での活動が確認されるのは4度目。同省は中国が遠方での空母運用能力の向上を図っているとみて、警戒を続けている。
 防衛省によると、山東は宮古島の南東約540キロから南西約580キロの範囲を移動しながら、艦載の戦闘機を約260回、ヘリコプターを約160回発着艦させた。一部は日本の排他的経済水域(EEZ)内で行われ、空自の戦闘機がスクランブル発進するなどして対応した。 

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