〔東京外為〕ドル、157円台後半=材料難で小動き(6日午後3時) 2025年01月06日 15時15分
6日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、新規の手掛かり材料が乏しい中、1ドル=157円台後半で小動きとなっている。午後3時現在は、157円77~78銭と前営業日(12月30日午後5時、157円88~89銭)比11銭のドル安・円高。
東京早朝は157円20銭前後で推移した後、やや買いが優勢となり、157円40~50銭台に値を上げた。仲値公示にかけては国内輸入企業による実需買いで157円80銭台に上昇。日経平均株価の大幅安を受けたリスク回避のドル売り・円買いでいったん157円50銭前後に軟化したが、正午に向けては157円70銭台に持ち直した。
午後も模様眺めの展開が続き、157円70~80銭台で推移。午前は「年末年始にたまった実需のフローが出た」(国内銀行)とされ、上昇する場面があったものの、午後は「次の手掛かり待ちで、方向感が出ていない」(外為仲介業社)という。
ドル円については「米金利の先高観を背景に底堅い」(同)と見る向きが多い。ただ、「政府・日銀による為替介入への警戒感から上値を試しづらい」(先の国内銀行)として、この後も動意に乏しい展開が見込まれる。
ユーロは正午に比べ対円、対ドルで小動き。午後3時現在、1ユーロ=162円64~65銭(12月30日午後5時、164円63~66銭)、対ドルでは1.0308~0309ドル(同1.0426~0426ドル)。